こんにちは、おりょうです。

糖質制限ダイエットなど、最近耳にすることも多いかと思います。

糖質=悪いもの というイメージを持たれている方も多いかと思いますが、糖質は5大栄養素の1つで、エネルギー源となる大事な栄養素です。

なので、全く食べないというのは体にはよくありません。

しかし、太ってきた。。。と悩んでいる人は、糖質を摂りすぎてしまっている可能性も高いので、まずは糖質について知ることから始めましょう。

糖質は、脳とカラダを動かすエネルギー源

糖質とは、炭水化物から食物繊維を除いたものになります。

糖質には、体を動かすエネルギーのほかに、脳の唯一のエネルギー源としての重要な役割もになっています。

車でいうなら、ガソリンのようなもの。糖質を十分にとっていないと「ガス欠」になってしまい体調を崩してしまいますので、必要分の糖質は摂る必要があります。

炭水化物(糖質)は燃料として貯蔵される。ただし、摂りすぎると脂肪に!

吸収された糖質は、血液中にブドウ糖として一定量存在します。

血液中のブドウ糖は「血糖」と呼ばれ、インスリンというホルモンによって一定の濃度に調整されています。

血液中の余分なブドウ糖は、グリコーゲンに作り変えられて、肝臓と筋肉に貯蔵され、必要に応じて(運動などする際)エネルギー源として使われます。

貯蔵できるグリコーゲンの量には限界があるため、グリコーゲンとして貯蔵できなかった糖質は体脂肪として蓄えられますΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

食材や食べ方で吸収スピードが異なる。GI値とは?

同じ炭水化物でも、種類や食べ方によって糖質の吸収スピードが異なります。

血糖値の上昇でポイントとなるのが、GI値です。

GI値とは、食後に血糖値がどのくらい上がるかを示した数値です。

もっとも速く血糖値が上がるグルコースのスピードを最大値100とし、その相対評価として示されます。

GI値が70以上の食品を高GI食品、GI値56~69を中GI食品、GI値55以下を低GI食品と分類されます。

高GI食品で太るメカリズム

高GI食品は太りやすくなりますが、太るメカリズムは以下の通りです。

  1. 高GI食品は、消化のスピードが速く、すぐに糖に分解されて体内に吸収される
  2. 一度にたくさんの糖が血液に入り、血糖値が急上昇
  3. 血液中に糖が過剰にある状態となり、酸化ストレスを増やして血管壁を傷つける。 同時に体を糖化(*)させ、老化や病気の原因となる
    *エネルギーとして消費しきれず余った糖がからだのタンパク質に結びついて、筋肉や肌を劣化させる
  4. 高血糖状態を回避するために、すい臓からインスリンが大量に分泌される
  5. インスリンは脂肪の燃焼をストップさせるとともに、脂肪を蓄える作用があるため、体脂肪がつきやすくなる

ちなみに、血糖値が高い状態が長く続くと、だんだんインスリンの効きが悪くなり、血糖が下がらなくなってきます。これが糖尿病の始まりです。

健康的な体作りのためのポイント1:GI値の低い食品を選ぼう

各GI食品にはどのような食品があるか、みてみましょう。

低GI食品

バナナ55
そば46
りんご36
いちご29
全粒粉パン52
全粒粉ライ麦パン41
ブロッコリー25
麦50

中GI食品

クロワッサン68
パスタ65
アイス65
うどん62
ポテトチップス60
サツマイモ55
白パン65
パイナップル65
玄米62
スイカ60
全粒粉パスタ58

高GI食品

食パン95
ドーナツ86
にんじん80
白米76
せんべい91
白米(粥)81
チョコレートケーキ80
トウモロコシ75

健康的な体作りのためのポイント2:血糖値の上昇を緩やかにする食べ合わせをしよう

糖質×食物繊維

糖質の消化・吸収を穏やかにするのが、「食物繊維」です。
糖質とあわせてとることで、食後の血糖値の上がり方が緩やかになり、高血糖を防いでくれます。

<食物繊維が豊富な食品>
ごぼう・さつまいも・こんにゃく・玄米・納豆など

糖質×ビタミンB1

糖質を分解するビタミンB1をあわせてとることで、糖質をエネルギーに変えやすくなります。
また、主食をビタミンB1を多く含む玄米や胚芽米にすることで、糖質×ビタミンB1を同時に摂取できますよ!

<ビタミンB1が豊富な食品>
豚肉・ぶり・ひじき・大豆食品など

健康的な体作りのためのポイント3:血糖値が上がりにくい食べ方、生活をしよう

  • 野菜(食物繊維)から食べる!
  • しっかりと噛む!食事は20分以上かけて食べよう!
  • 食後の運動!
    食後1キロ(約15分)をウォーキングするだけで血糖値の上昇を抑えられます。 食後の眠気も少しは抑えられると思いますよ!
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